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Journalvol.09

名門・市立船橋高校で

⾃分を磨き続けた⽇々

「Admiralを着て戦った、

あの頃」

芸能界きってのサッカー通として知られるお笑いコンビ、ペナルティのヒデさん、ワッキーさんは高校サッカーの名門・市立船橋高校サッカー部のご出身。お二人が在籍中の「市船(いちふな)」は、インターハイ優勝、高校選手権準優勝を成し遂げるなど、まさに“強豪”の名にふさわしい活躍を見せました。
 
お二人が全国の舞台で大活躍されていた当時、今や高校サッカーファンなら知らぬ者のいないブルーのユニフォームの胸には、横書きの「市立船橋」の文字、そして、Admiralのロゴが輝いていました。今回は、ペナルティのお二人がAdmiralを纏ってフィールドを疾走していた「あの頃」のお話を、たっぷりとお聞かせいただきます。

「ユニフォームに名声を刻むために」

⾛り出した名⾨で、⾃分を磨く⽇々

お二人が市立船橋高校に入学された時代は、市船が強豪として認知され始めたころだと思います。数ある高校の中から、どうして市船を選ばれたのでしょうか。

僕は10校くらいの高校から声を掛けていただいていたんですが、自転車通学できるから市船に行こうと(笑)。もう、市船のグラウンドが見える距離に自宅があったので。

僕もいくつかの高校からお話をいただいていた中、市船を選んだ理由はですね……自転車通学ができるから。

かぶっちゃってるよ! エピソードとして後半の方が印象強くなっちゃうだろ!

だってヒデさんが先に言っちゃうから。両方使ってくださいね(笑)。

はい(笑)。お二人とも、いくつもの学校から誘われる有望選手でいらっしゃったということですね。ではサッカー部に入られた当時、市船のユニフォームに対して、どんな印象をお持ちでしたか?

僕、実は中学の時もAdmiralのユニフォームを着ていたんですよ。だからすんなり受け入れられたというか。愛着もありましたから。

僕らが入った頃は、千葉県内で「市船強いぞ」と、なりかけていた時なんです。まさに市船の「青」が全国に知れ渡っていく途中で。だから、サッカー部に入って、ヒデさんたち先輩が活躍するのを見て、「青のユニフォーム、カッコイイな」と思うようになった感じですね。

もともとAdmiralはイングランド代表をはじめ、強いチームが着ているというイメージがありました。僕らはまだそれほど「強い」と思われてなかったかもしれないけれど、だんだん知られるようになって、インターハイで優勝して、となって、そこで初めてユニフォームに名声が刻まれたというか。「あの優勝した時に着ていた青いAdmiral」という。もちろん着ている僕らは誇らしかったですけど、それ以上に周りの目が変わっていったようにも思います。

青のAdmiralを見ただけで「あ、市船だ」となりましたよね。

サッカーを知ってる人なら、カナリアカラーを見て「帝京だ」、青と黄色のストライプを見て「国見だ」、ウワーってなるじゃないですか。そういう存在に近づけた。市船の「青」を知らしめる土台を作れた時期だったんじゃないですか。

なるほど。強豪・市船のスタート地点だったわけですね。

そこはとても大事で、やっぱり昔は各国の代表クラスでも、ブラジルのカナリア色のユニフォームと対峙したら、それだけで委縮しちゃうなんて話もあったじゃないですか。だから、僕らも、青=市船=強い! と思われたかった。当然、着ている僕ら自身もプライドを持って袖を通すようにしていましたね。着ると闘争心が湧いてくるんです。ユニフォームに育てられたと言ってもいいかもしれないです。

Admiralを纏って汗を流した高校時代

印象に残ったシーンを挙げるなら?

徐々に市船の「青」が浸透していく中、試合ではなく、普段の練習中はどのような服装だったのでしょうか。

一応、練習用のウェアを支給されるんですが、それだけでは足りないので自分でも用意してました。これという決まりはなくて、もう完全に自由。自分の好きなユニフォームを着て練習するって感じでしたね。

……そうなんだ。僕はAdmiralしか着てなかったですけどね。

あ、ずるいなそれ(笑)。

……いやいや。自転車乗って学校行く時からAdmiral。おはようからおやすみまでAdmiralでしたよ。アタリマエですよ。

もー、さすがですわ(笑)。

ありがとうございます(笑)。強豪校の一員として、Admiralを着てたくさんの試合を経験されたと思いますが、一番印象に残っているシーンを挙げるとなると、どんな場面でしょうか。

僕は、やっぱり優勝したインターハイの決勝と、敗れた高校選手権の決勝ですね。その時に着ていたのが、青のAdmiralでした。選手権では負けてしまったけれど、聖地・国立での決勝の舞台に立てた経験は何物にも代えがたいし、今でも自分の財産だと思っています。

ヒデさん、3年生の時、背番号5番つけてましたよね。

そうだね、つけてたね。

僕、2番をつけて右サイドバックやってたんです。ヒデさんはスイーパーで、後ろから指示を出してくれるんですね。右切れ! 左切れ! ヘディングだ! って。そして、その指示通りに動いてたのが僕だったんです。……つまり、今も役割分担がまったく変わってないんです。

確かに。漫才の立ち位置が左サイドに移っただけだな(笑)。

そうなんですよ。やられてることは一緒なんです(笑)。まあ、そういう経験も踏まえ、僕にとってのAdmiralのイメージは、「先輩」なんです。先輩と一緒に苦しいことをクリアしてきた、たくさんの試合を戦ってきた証しなんですよ。

素敵ですね。思い出での象徴であり、現在のお二人の関係の原点でもあると。

そう! ペナルティの原点でもあるんですよ、Admiralは!

大切なのは「フォルム」「着心地」

サッカー経験に基づいた確かなこだわり

ヒデさん、今日はなんと、当時の市船のユニフォームをお持ちいただいたようで、ありがとうございます!

ええ、これは白のアウェイユニフォームのほうですね。ちょっと汚れてますが(笑)。

いやぁ、懐かしい! ヒデさんの12番! 僕が1年生の時に、2年生だったヒデさんが着てたやつだ。覚えてますよー。

そうそう。まあ市船と言えばホーム用の「青」なんだけど……青い方は、当時付き合ってた彼女にあげちゃったんだよね……。

その話も懐かしい!(笑)でも青じゃなくて白の方が逆にレアってことで。

確かにかなりレアです! 今見てもシンプルなデザインでカッコイイですね。

そうですね。この影のような三角の模様、ピラミッドシャドウがいいんですよね。たぶん、他の学校で着ているところはなかったと思います。

当時から斬新なデザインを採用していたAdmiralですが、ご存じの通り、現在ジュビロ磐田のユニフォームサプライヤーを務めています。今日は2022年シーズンモデルをお持ちしましたが、ご覧になってどんな印象ですか?

キレイですよねー! この黄色いラインがいい。あれ? よく見るとケビン・キーガンがいた頃のイングランド代表のやつと似てる。

そうです。当時のデザインを取り入れています。迷彩柄は、イギリスの島と静岡県の形がモチーフになっています。

へえ! オシャレですねー! 日本ならではの細かい細工とか、独特のセンスを感じるデザインだと思います。ちょっとレトロな雰囲気も最高にいい。

ありがとうございます! ワッキーさんは番組などでいろいろなスポーツウェアを着られていると思いますが、ウェア選びに何かこだわりはお持ちですか?

全体的なフォルムは気にしますね。体にフィットして、着るとカッコよく見えるウェアが好きです。動きやすいというのもありますし、ちょっと怠けてお腹が出てきたりすると、すぐバレちゃうので、怠けなくなるし(笑)。着ることでシュッとして見えるウェアを来て「オレ、今カッコイイ」って勘違いしながら動いてる感じです。

やっぱり着心地の良さが一番大切かな。デザインが良くても、着心地がイマイチだとタンスの肥やしになっちゃいますしね。それと、あまり流行に左右されないデザインが好きです。伝統的なデザインのものはいいと思うし、トレンドに関係なく、少しでも長く着ていたいですから。

最後に、今日着ていただいているAdmiralのウェアのご感想をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

メチャクチャ着心地がいいです! フィット感があって、暖かいし。

そう! カッコイイと思います。スタイルがよく見えますしね。

スポーツを愛する本格派のお二人に気に入っていただけたようで嬉しいです。では、これからも機会があればAdmiralのウェアを着用してみてください!

もちろんです! もうね、相方にはAdmiralのタトゥーを入れさせますから!

そうそう。この胸のところにね、こう……って、ちょっと待って!(笑)

ペナルティ

ヒデ(本名:中川秀樹)、ワッキー(本名:脇田寧人)の2人によるお笑いコンビ。吉本興業東京本社所属。ともに千葉県船橋市立船橋高校サッカー部出身。高校時代は強豪サッカー部のレギュラーとして全国大会に出場した経験を持ち、インターハイ優勝、高校選手権準優勝などの輝かしい成績を残す。ヒデはワッキーの1年先輩にあたる。現在はコンビとしての活動の他、ヒデは家電についての豊富な知識を生かした「家電芸人」として、ワッキーはトップアスリート顔負けの身体能力を持つアスリート芸人としても活躍する。